【家族の生活を守る】No.9
「主人からの最後のプレゼントが私たちの生活を支えてくれました」
Y・A 様 千葉県在住
きっかけ
【突然主人から聞かされた、はじめての不動産投資】
私の主人は学校を卒業後、大手都市銀行に就職し、亡くなるまで25年ほど勤務しました。主人と結婚したのは29年前で、主人が24歳、私が22歳の時でした。翌年には長男が生まれ、3年後にもう一人、女の子を授かりました。
主人は大変、子煩悩で子供が幼い頃から散歩に連れて行ったり、仕事から早く帰って来た時は、必ず子供と一緒にお風呂に入っていました。夏休みは、家族全員で山登りや海水浴に出かけていました。
主人は仕事柄、生活設計をしっかり考えるほうでしたが、相談も無く自分でさっさと決めてしまうところもありました。
あ る日、主人から『知人の紹介で、日本財託というところから、中古ワンルームマンションを2戸購入する契約をしてきた。老後のために、今から準備しておこ う。』と聞かされました。主人は『定年を迎える頃には、ローンも完済し、家賃収入と年金で十分に暮らしていけるよ。』と主人なりに考えてのことだったよう です。
私にとってはまさに寝耳に水。
その当時、私にはマンション経営の知識も無く、漠然と不動産に投資して大丈夫なのかしらと不安 に思いました。ましてや、自宅のローンがまだ残っていたのに、さらにローンを組んでの購入でしたので、入居者がいなかったらどうするのか、毎月の返済が生 活を圧迫するのではないかなど、マイナスのイメージばかり浮かんできました。
これで老後も安心と思うどころか、本当に大変な買い物をしてしまったのではないかと不安が先に立っていました。しかしながら、主人は『大丈夫だから私に任せなさい。』と言い、文京区の中古ワンルームマンションを2戸、ローンを組んで日本財託さんから購入したのでした。
ところが、私の心配をよそに、購入後はほとんど空室もなく、月々の家賃収入でローン返済と管理費の支払いをすることができ、家計からの持出しはまったくありませんでした。そのおかげで不動産投資に対する、私の不安も徐々に払拭されて行ったのです。
【予兆そして突然の不幸】
不 動産投資をはじめて数年が経ち、賃貸マンションを所有することの不安も消え、平穏無事に生活を送っていました。生活は順調といっても、主人は銀行マンで す。毎晩遅くまで仕事をし、ときには休日返上で仕事をするのも珍しくありませんでした。私は、詳しい仕事の内容までは聞かされていませんでしたので、よく わかりませんでしたが、心身ともに疲れている様子でした。
しかし、主人は体格も良く、休みが取れれば早朝から元気にゴルフへ出かけますし、毎年の健康診断結果をみても、特に気になるような症状があるわけでもないので、病気とは無縁な人だと思っていました。
そんな主人がある日『お腹から背中にかけて激痛が走る。』と突然からだの異変を訴えたのです。急いで主人を連れて病院に駆け込み、お医者様に診てもらい、詳しい症状を調べるためにも入院することになったのです。
検 査の結果、医者から宣告されたのが「癌です。かなり進行しているものです。」と言う悪夢のような言葉でした。私は、気が遠くなり、目の前が真っ暗で、何を どうしたらいいのか分からず、呆然としていました。しかし、痛みと苦しみに耐えている病床の主人を目の前にし、ここで私が取り乱しては、主人を助けること が出来ない。愛する主人を死なせてたまるかという憤りにも似た気持ちが湧き、主人と一緒に癌と闘うことを強く心に誓いました。
当時、子供は2人とも大学生でしたが、成人しており、一生懸命に主人の看病を一緒にしてくれ、家の事もやってくれました。
私が、ついつい悲しみで落ち込んでいると、「お父さんは必ず治るから、元気を出して。」と勇気付けてくれました。
子供たちも悲しみをこらえて看病しているのに、私が悲しんでいるばかりではいけないと思い、主人と一緒に闘病生活を続けました。しかし、私や子供たちの願いも届かず、主人は息を引き取りました。
入院してからわずか3ヶ月後のことでした。
【団体信用生命保険で不安も残債も解消】
「48歳でこの世を去るなんて酷すぎる」と、神様を恨みたい気持ちにもなりました。
しばらくは、主人を亡くなったことが信じられず、生きる気力を失いかけていました。でも、私には大切な主人の形見である子供が2人いる。子供たちのためにも頑張らなければと気力を絞り、明日からのことを見詰めるよう努力しました。
そうは言っても、子供たちは、当時まだ学生でしたので、どうやって大学を卒業させようか、立派な大人になってもらうため、どんなアドバイスをすればいいのか、これからの生活をどうすればいいのか、内心、悲しみと不安で一杯でした。
本当につらい時期でした。
主人が亡くなって初七日が過ぎた頃、日本財託さんから「団体信用生命保険を適用するための申請手続きのお手伝いをさせていただきます。」と連絡が来ました。
いったい何のことだろう?
日本財託さんから、主人がマンションを購入したことは知っていましたが、団体信用生命保険については知りません。電話を受けたときは、ローンの名義を主人から私に変更する手続きのことかと思いました。
詳しく話を聞いてみると、団体信用生命保険とは、マンションを購入時に利用したローンに対する生命保険でローンの残債を完済できるという仕組みとのことでした。
生 前、そのような話をしていたことを思い出しましたが、主人が亡くなったばかりで、自分ではそこまで考える余裕はありませんでした。日本財託さんが、団体信 用生命保険の適用のための申請書を手配し、手続き方法をアドバイスしてくださり、主人が亡くなって約1ヶ月後に、団体信用生命保険が支払われ、ローンの残 債約2,000万円を完済しました。
【家賃収入のありがたみ】
団体信用生命保険のおかげで、マンションローンの返済の心配どころか、毎月、家賃を固定収入として手にすることできました。
家賃収入のおかげで生活費や子どもの学費の心配をすることなく、今日まで生活を送ることができています。毎月、決まった額が記帳されている通帳を見るたびに、家賃収入のありがたみを実感します。
今は、子供たちも無事学校を卒業し、手が離れましたので、のんびりと旅行でもしようかと計画を練っています。
【主人が残してくれたもの】
子供たちを無事に卒業させ、そしていま私たち家族が幸せに生活できているのは、すべて主人が残してくれた不動産のおかげです。
はじめて通帳にローンの返済分が差し引かれていない家賃が入ってきたとき、主人への感謝の気持ちが胸にこみ上げてきました。「家族の生活を守ることができるんだ」という主人の言葉の意味を、いまになって理解することができました。
主人に対する感謝の気持ち、そして主人の家族に対する愛情を想うと、ありがたくて、どうしようもなく涙がでるのです。
私たち家族に対する主人からの最後のプレゼントは、いまも私たちの生活を支えてくれています。
何十年か後に子供たちがマンションを受け継いだとき、きっと役に立ってくれるものと思います。子供たち、そしてこれから生まれてくる孫たちに引き継がれていくのは、単なる不動産ではありません。家族への想いをのせて引き継いでいくのです。
「天国のお父さん、ありがとう。私たちは今日も元気です。」
東京メトロ南北線「東大前」駅4分
都営浅草線「西馬込」駅5分