【退職金の効果的な運用】No.7
「入居者として、購入検討者として、誠実な対応で決定!」
E・S様 46歳 神奈川県在住
きっかけ
ある彗星が地球に近付いていた、そんな時期のことであった。
仕事から帰ってみると「ピチャ」と冷たい感覚が靴下を通し足の裏に伝わった。
なんとフローリングの床一面が水浸しになっていた。
「しまった、朝出ていくときに蛇口を閉め忘れた!」そう思って、急いで確認してみたが、風呂場も流しも洗濯機もきっちり蛇口は締めてあった。
では、いったい何が起こったのか?
泥棒?しかし盗まれたものは無かった。ドアもサッシも鍵はちゃんとかかっていた。
そもそも泥棒なら、何故、部屋を水浸しにする必要があったのか。蛇口を盗んでいったという気配もない。
その時期、ある彗星が地球に近付いていた。彗星は昔から不吉の前兆とされている。その彗星が影響して水の膨張を誘引し、蛇口から水をあふれさせたのだろうか?
いやいやいやいや、まさか、そんな訳はない。
謎が謎を呼ぶ怪事件に警察に連絡しようかとも思ったのだが、まずはマンションの管理会社に電話することにした。
電話をしてみると、しばらく確認の時間があった後、真上の階の内装工事をやった時、水道の配管を誤って外してしまったそうである。
オイッ、そういうことは即座に連絡しろよぉ!なんてこった!
パソコンやテレビ、大切な本やCDが被害にあわなくて良かった。
その他、入居更新時期になっても書類を送って来ず、こちらから請求してやっと送ってくる始末。また入居期間中にオーナーが変更になったのだが、その連絡がないことを指摘すると「そんな連絡はしないもの」と私をクレーマー扱いした。
ここまで酷い業者も少ないだろうが、元々不動産業界に悪いイメージを持っていた私は、酷い仕打ちに耐え、「皆こういうものなのだ、管理会社および不動産業界は信用ならぬ!」というように諦めていた。
しかし、前述の新オーナーも「必要書類をちっとも送って来ない」など、私と同じように管理会社の対応の悪さに辟易としていたようだ。
そんな中、新オーナーから直接電話をもらい(最初はかなり怪しみましたが。。。)「管理会社を変更します、日本財託という会社です」との内容だった。
「日本財託?聞いたことないな。ま、前よりはマシでしょ」そのぐらいに考え、その時は調べてみることもしなかった。
オーナー変更の手続きも終わったようで、今度はきっちりと関連書類が送られてきた。
不慣れな書類に対し、不明な点を質問すると、非常に丁寧かつ誠実に応対してくれた。
電話というのは顔が見えないけれども、心の中の気持ちが出るものなのである。
今年の大震災でも被災者の仮設住宅建設については、第一の希望というぐらい早期の対策が望まれていた。それほど住居というのは生きていく上で必要不可欠なものであり、安心の場なのである。その安心の拠り所がきちんと管理されている。良いことではないか。
「うむ。今度の管理会社はしっかりしているぞ、何かあっても安心だ。ヨシヨシ」
「日本財託」という会社に良いイメージを持ったのである。
それから、さらに1年余りが経過し、私は会社を退職することになった。
もちろん横領やセクハラではなく、人員削減に伴う希望退職で、退職金などの条件も良かったし、将来の夢も持っていた私は退職を決意したのであった。
少しまとまった退職金が入ってきた。これまで貯めてきた貯金もある。
グッと増えた預金通帳の金額を見て、ひとりニンマリとした。
しかし人生は長い。
失業の身とあっては将来も不安である。
この退職金+αをもう少し有効に使えないかと考えるようになった。
超低金利時代に、このまま貯金をしていてもこれ以上はほとんど増えない。
毎月10万円づつ使って行っても、10年で1200万円も使ってしまうのである。
もう少し増やしたいところだが、そうかといって元金割れするようなリスクの高い投資は嫌だった。
大きく儲けなくてもいい。「貯金よりはマシ」といった安定感のある投資は無いのであろうか。
そこで思いついたのが、前から興味を持っていた不動産投資である。
アパート経営に興味があったが土地購入も必要だし、より多くの初期投資資金が必要そうで現状では無理だったが、中古のマンションであれば可能なのではないか。
オーナー変更の際の書類で自分の入居している部屋の価値も大体わかっていた。
それでも投資額が大きくてちょっと不安が残ったが、30年程度の長期で持っていれば、元金は20年以内で取り戻せ、財産も残るのではないか。
私の場合、現金で購入すれば老後の年金補填どころか、いまからの生活費にもなるではないか?
インターネットや本などで不動産投資を調べてみたが、どこも今一つ信用できない。
前回の管理会社も会社は都内一等地の高層ビルに立派な店舗を構えていたのである。
ここで思い出したのが自分の入居しているマンションを管理している「日本財託」という会社である。住んでいるから、身を持って解っている安心できる管理会社である。
社長が本を出しているようなので、読んでみた。
セミナーをやっているようなので、参加してみた。
期待通りの内容だった。新しい情報もあったが、むしろ「東京を買え!」を始めとした社長の考え方や失敗しないポイントと自分の考えていた戦略がかなり一致していたことに自信を持った。社長が親と同じ石川県出身というのも信頼性に対するプラス要素だった。
投資額に対する収入も予定通りに無理なく行けそうだ。入居率が高いのも心強い。
セミナーの中でフリーターの方がオーナーになっている事例が紹介されていたが、私は無職・無給の失業者である。それでも、無理なプランとは思えなかった。
次の段階として、営業と接触して話を聞いてみることにした。
販売が目的ではなく管理が中心なので、社長の言葉通り押しつけがましいところもなく、なにか態度に余裕が感じられた。長期の付き合いとなるので、いっしょに人生を計画していく、といった姿勢にも好感をもった。
自分のプロフィールも提示してくれたが、本を出版したいという夢を持っていること、家族を大事にしていることも解った。
私も本を書いたり、曲作りをしたいという夢を持っていたので、人生観でも共感できる部分が多かった。
電話対応や営業は会社の顔である。誠実な対応を受けたことで管理会社である「日本財託」とう企業に対する疑念は払拭され、「任せてみよう」という結論を出すのに多くの時間はかからなかった。
その後、良い物件を紹介してもらったのでスムーズに進行して、現在は2戸を運用、3戸目を探しているところである。
長期の投資であり、長い付き合いとなる。購入後の期間も短く、まだその成否を結論する時期ではなく、本当の効果や判定はこれからのことと成ろう。
しかし今のところ、信頼に一塊の雲もなく、いい買い物であったし、いい出会いであったなと、心から思っているところである。
京浜急行「生麦」駅4分
山手線「池袋」駅12分